フィラリアの予防について

top_log_v2.png

| HOME | 予防 | フィラリアについて |

更新日 2011-07-11

フィラリアの予防について

きちんと予防しましょう!!

Q. フィラリアって何?
心臓に住み着いてさまざまな障害を起こす細長い寄生虫です。心臓に寄生すると、血液の循環が悪くなって 肝臓、腎臓、肺など多くの臓器に異常をきたします。

Q. フィラリアってどんな形?
フィラリア成虫は、体長12〜30cm、太さ1〜2mmと細長く、乳白色をしています。フィラリアの幼虫はミクロフィラリアと呼ばれ、体長300ミクロン、体幅6ミクロンです。

Q. どうやって移るの?
犬から犬へ直接感染することはなく、必ず蚊を介して感染します。ミクロフィラリアは犬の体内では成長できないので、犬の血液中を移動して、蚊がその犬を刺したときに血液と共に蚊の体内に入ります。蚊の体内で脱皮して、その蚊が別の犬を刺したときに、その犬の体内に侵入します

Q. 慢性フィラリア症とは?
心臓にフィラリアが充満し、心拍出が低下します。右心系のうっ滞により発咳が見られたり、重度では肺水腫、胸水に進行します。その他に肝肥大、脂肪変性、肝硬変に陥り、腹水や浮腫がみられて最終的に死に至ります。

Q. 後大静脈症候群(ヴェナ・キャバ シンドローム)
血色素尿を排尿し、元気食欲の消失、貧血、呼吸困難、黄疸などの症状を示す。右心系の急激な機能低下に続発して全身症状が発症して放置すると数日で死に至ります。


Q. 幼虫移行症とは?
体内移行中のフィラリア幼虫が筋肉や皮下織などの臓器以外に迷入します。脳や脊髄に迷入すると運動障害や知覚障害が起き、眼の前眼房内に迷入すると前眼房混濁や角膜混濁がみられます。


Q. どうやって検査すればいいの?
ミクロフィラリア検査には色々あります。
毛細管法、直接鏡検法、フィルター集中法、抗原検査などのいくつかの検査を行います。当院では直接法と集中法を最低限の検査としており、状況に応じて抗原検査を行っております。詳しくは獣医師にお尋ね下さい。

Q. 感染してしまった場合は治療できるの?
成虫のフィラリアは薬物が効きにくく、一般的なフィラリア予防薬では殺すことはできないため、ヒ素剤などの劇薬を使用しますが副作用も大きいです。また、急性フィラリア症や多数寄生した慢性フィラリア症では外科的に摘出することもあります。

Q. 検査せずにクスリだけもらえませんか?
万が一、ミクロフィラリアが血中にいる状態で薬を投与すると一斉にミクロフィラリアが死亡して末梢血管や肺の血管などの血管に詰まってしまうため、血管塞栓症を引き起こして死に至ることもあります。そのため、予防薬を投与する場合必ず事前に感染の有無を確認しなければならないのです。